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ドナルド・トランプの大統領選ゲーム攻略

2016年アメリカ大統領選の共和党予備選、ドナルド・トランプは4月の時点でまだ快進撃を続けている。この現象の謎には本場のアナリストも重鎮政治家たちも振り回され続けている。謎の正体をはたしてトランプ本人は知っているのか?もちろん知っている、そして…

フリー経済の未来と罠

クリス・アンダーソンの『フリー <無料>からお金を生みだす新戦略』を最近読んで考えた。 この本は2009年に出版された本だが、それほど内容は古くなっていない。それはこの本が古今の様々な実例に言及して無料ビジネスの歴史を解説しているからであるが…

日本人の単一階級意識の源泉

今政府が「一億総活躍社会」という妙なスローガンを掲げているが、少し昔には「一億総中流」という言葉が流行したことがあった。当時子供だった僕は「みんな普通ってことでしょ?」と思っていて、特にこの中流意識が変だとか変わっているとは感じていなかっ…

安倍政権の戦略は支持率が全て

第二次安倍晋三政権というのは過去存在した日本の政権の中では特異性が際立っている。集団的自衛権に代表される自衛隊の国軍化や戦前価値観の復活はもちろんだが、そういった政策の方向性は一旦脇に置いて、ここでは「戦略」の特異性を取り上げたい。 歴代首…

余談として:遊牧民族と狩猟民族

これは過去記事の牧畜民族という観点から西洋人を理解すると農耕民族と言う観点から日本人を理解するの補足である。 日本とヨーロッパは遠く隔たっているにもかかわらず古代―中世―近代とよく似た発展段階を経て いる。これには他の状況的な共通点もあるが(…

18歳成人論:18歳からは「何もかも大人」であるべき(だが)

選挙権を18歳から持てるようになった。この政策についての政治的な思惑はさておき、ここではまず「18歳成人論」を唱えることにする。 参考: 18歳を「成人年齢」にして大丈夫か? | 冷泉彰彦 | コラム&ブログ | ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト …

マーケティング仮説:消費者は徐々に「賢明化」する

企業にとってマーケティングで市場の変化を敏感にとらえることは大切だ。しかしそれが簡単ではないことは、名だたる大企業がたびたび変化の流れを読み間違えて失敗していることからもわかる。市場の変化自体は売れ行きにそのまま表れるはずなのだが、重その…

農耕民族と言う観点から日本人を理解する

このタイトルは一見何の変哲もない印象を与えると思うが、前のエントリー、「牧畜民族という観点から西洋人を理解する」の続きである。西洋の思想、それも根源的な感覚は時に日本人に理解しがたく感じる。それを「牧畜民族」という要素に想像力を使うことに…

牧畜民族という観点から西洋人を理解する

西洋社会は牧畜文化が基になっている。よく「西洋人は狩猟民族」と言う人がいるが、牧畜は狩猟と違い、れっきとした農業である。ヨーロッパの民族は元々狩猟民族ではあったし後々まで狩猟色が濃い地域もあるが、これは日本の縄文文化と同じように考えてよい…

思考実験 ―日本の漁業が壊滅するとどうなるか?

日本の漁業というのは実は危機に瀕しているのだが、その意識が広まっているとは言い難い。例えばこのニュースではホッケの不漁によって動物園がエサに困っているという「おもしろニュース」の扱いになっている。 北海道ホッケが不漁 意外な場所に影響が… | …

ナショナリズムは欲望の一種である

椎名林檎による、サッカーW杯のNHK中継のテーマソングが一部で右翼的として取りざたされているようだ。 椎名林檎のNHKサッカーテーマ曲、その“右翼ごっこ”より問題なこと たしかに最初に「にっぽん」というタイトルで「世界で一番なんとかかんとか」という歌…

セサミ・ストリートの失敗作から見る「言霊」の源流

最近マルコム・グラッドウェルという人の本を読んでいるが、ネタ取りの多彩さとそこから導かれる独創的な視点が非常に面白い。本によって内容がかぶっていない点も凄いが、この人はとにかく話が上手い。些末で具体的なポイントを抽象的で大きな結論に結びつ…

貸し剥がしウクライナ

ウクライナ問題では様々な観測が出ているが、もっとも説得力があると感じるのはニューズウィークの冷泉彰彦氏の3月6日のコラムである。 ウクライナ問題、「苦しいのは実はプーチン」ではないか? http://www.newsweekjapan.jp/reizei/2014/03/post-632_1.php…

少子化問題への後ろ向き幻想

かつて世界が心配していたのは人口爆発であった。自然を征服した人類は無限に増え続ける。70年代に「日本の人口は3億で止まる」という未来予測を見たとき非常に安堵したのを覚えている。人口増加はいつかは止まるんだと。正直言って現在の少子化問題はかつて…

使えない捕鯨擁護論

捕鯨問題というのは不思議だ。単なる海産物の漁獲管理の話なのにやけにエモーショナルな議論が絡んでくる。 日本ではだいたい全員が捕鯨擁護の立場であって、それだけに欧米の反捕鯨は理解しがたく思える。この問題に関して「こちら側」に立って「あちら側」…

民主主義の手続きで民主主義を放棄することはありえるか

以前知人がFacebook上でアエラ7月22日号に掲載された対談での東浩紀の発言についてコメントしていた。発言はごくおおざっぱに言えば、民主主義なのだから国民がもし天皇親政を求めたらこれを認めなければいけない、というようなものだった。国民全体にも愚行…